イベントやライブ会場などでは、内容に合わせて炎を使った演出が見られます。
その際に異なる色の炎が上がることも少なくありませんが、どのような理由で違いがでるのでしょうか。
そこで今回は、炎の色が違う理由について見ていきましょう。
▼炎の色が異なる理由
■温度
炎の色に違いが生じる大きな理由は、温度です。
温度によって色合いが変わる現象を「色温度」と呼びます。
下記が、炎の色による温度の違いです。
・赤… 1,500度
・黄…3,500度
・白…6,500度
・青…10,000度以上
炎の色というと、赤や黄色を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし実際には、白や青の温度が高いことがわかります。
■材料
引火させている材料によっても違いがあり、炎色反応と呼ばれる現象を演出に応用しています。
材料を高温で熱する際の反応によって、色の変化が生まれます。
主な材料と炎の色は下記の通りです。
・リチウム… 赤
・ナトリウム …黄
・カリウム…紫
・カルシウム…オレンジ
・銅…緑
複数の材料が使われている場合は、さまざまな色が組み合わさった炎が出来上がります。
炎色反応の炎の温度はおよそ1,700度と、色温度に比べると低いのが特徴です。
▼色の違いを利用した演出
花火は、材料によって炎の色合いが変わる特性を最も利用した演出といえます。
花火を作成する花火職人は、色合いの調合を行うプロフェッショナルです。
さまざまな材料に火薬を加えることによって、色彩豊かな花火を作り出します。
▼まとめ
炎の色が異なる理由は、炎が燃える際の温度と使う材料の2つが挙げられます。
古くから親しまれている花火に利用される原理で、私たちの生活に馴染み深い現象といえるでしょう。
茨城で爆破体験フェスを開催する『有限会社スカイテック』では、炎を用いた特殊効果を手掛けております。
詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。
戦いを描いた映画やドラマでは、しばしば銃器が登場します。
銃器を使った演出でよく使われるのが「弾着」という言葉です。
今回は、演出における「弾着」について解説いたします。
▼演出での弾着の意味
「弾着」には2つの意味があり、1つ目は「弾丸が的や特定の地点に命中したこと」を指します。
もう1つは「特殊効果の装置や手法」です。
映画やドラマで拳銃を発砲した際、まるで本当に撃たれたように見えるシーンがありますよね。
こうした特殊な効果をもたらす装置や手法を「弾着」と称しています。
▼弾着の仕組み
弾着には、有線と無線の2つの方法があります。
有線はスイッチとコードをつなぎ、タイミングを見計らって作動させる方法です。
一方の無線は、作動にあたって音声や電波が使われます。
特殊効果による弾着は、音と視覚の両方に訴えるのが特徴です。
▼弾着がもたらす効果
弾着は、人と物の両方に施される特殊効果です。
人への弾着の場合、衣装に血のりを仕込み、拳銃の発砲音と同時に血を噴出させる方法が一般的です。
物に対しては穴を開けたり損壊させるほか、引火による爆発を演出することもあります。
いずれも、思わず息をのむ緊迫感やリアリティのある演出に向いています。
▼まとめ
「弾着」には弾丸が命中するという意味と、特殊効果の装置や手法という2つの意味があります。
特殊効果の仕組みは有線と無線に分かれ、どちらも緊張感のあるシーンが撮影できるでしょう。
『有限会社スカイテック』では、茨城において爆破体験フェスを実施しております。
弾着体験も可能ですので、興味のある方は一度お問い合わせください。